公明党 河内長野市議会議員 増田 正博 MASUDA MASAHIRO Offical site
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議会報告
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◆2番(増田正博君)
 ご指名をいただきましたので、通告順に従い質問いたします。
 件名1.保健福祉施策について。
 要旨1.福祉公社設立の見通しについて伺います。
 超高齢社会を目前にして在宅福祉の早急な整備が待たれるところであります。今後ますます複雑多様化する在宅福祉ニーズにきめ細かくこたえていくため、有償メニューの導入、個人財産管理運用システムの導入等、公社設立によらなければ公的介護以外の幅広い施策の導入ができません。そこで、在宅福祉は福祉公社、その他の福祉は社会福祉協議会と分業化、専門化を進めることにより、より力強い施策の推進が可能になるものと思います。平成8年3月議会での当代表質問で同じ趣旨の質問をしましたところ、福祉公社の設置についてはなお検討させていただきたいとのご答弁をいただきました。その後の取り組みについてご所見を伺います。
 要旨2.緊急通報システムの24時間福祉型への更新について。
 高齢化社会の到来を象徴するかのように、ひとり暮らしのお年寄りが、けがや急病で命を落とし、死後数週間発見されないという悲劇が最近新聞紙上で取り上げられています。昨年私の近所でも起こりました。未然に防止する施策として本市でも昭和62年より緊急通報システムが導入されました。対象者のわりに普及はいま一歩であります。誤作動や救急回線を占用した悩みの相談もあるそうです。
 そこで、(1)この1年間の緊急通報システムの実態についてご所見を伺います。
 (2)安全センター方式の導入について伺います。緊急通報システムの種類は現在3世代あると言われています。第1世代の協力員受信時代として@非常ベル通報、A電話型通報、Bペンダント通報であります。第2世代の非福祉型センター受信時代として@警備方式、A消防方式であります。第3世代の福祉型センター受信時代として@在宅介護支援センターのヘルパー対応、A専門センターの看護婦対応であります。アフターケアの不十分さ、老人心理抵抗のため老人のほとんどが緊急時に通報できる状態になっていないようであります。そこで、株式会社安全センターの福祉型専門センター看護婦対応方式では、緊急通報のほか、24時間の対応で高齢者健康相談、安全センターから高齢者へ週1回の直接電話による安否確認、月1回の市に対する実績報告の送付が行われます。安全センターを利用した全国の市町村は平成8年5月末現在で380市町村であります。中でも千葉県48件61%、徳島県40件80%、福岡県23件24%、岩手県22件37%等の市町村が利用されています。本市現制度の導入後10年が経過しました。安全センター方式の整備導入に取り組まれてはいかがでしょうか。ご所見を伺います。
 要旨3.高齢者住宅改造助成の所得限度額の引き上げ見通し及び高齢者住宅改造融資制度の導入について伺います。
 保険と医療の費用抑制には在宅福祉施策の質の向上が待たれるところであります。病院や福祉施設に入らず、自宅で暮らすための住宅改造であり、より一層の限度額の引き上げの見通しについてお尋ねいたします。
 また、所得制限で高齢者住宅改造助成の受けられない方には当初10年の利子補給のある高齢者住宅改造融資制度の創設を図ってはいかがでしょうか。ご所見を伺います。
 件名2.資源リサイクル施策について。
 ペットボトルの再生服による夏作業服の本市職員への貸与が行われました。今後、全職員が着用する予定と、6月7日、9日付の読売、産経の両新聞に掲載されていました。資源リサイクル推進への有効な取り組みと関係者の勇気と決断を評価いたします。
 要旨1.新リサイクルセンター設置計画及びリサイクルプラザ設置計画の見通しについて伺います。
 第2焼却場の建設計画の計画決定も終わり、平成11年末の完成に向けて着実に動き出しました。大変喜ばしい限りであります。さて、本年4月施行されました容器包装リサイクル法の導入に伴うリサイクル品目の増大、今後の第2次導入予定のリサイクル品目の拡大を控えて、資源選別作業所は手狭な上、資源ゴミ置き場の不足で機能上の問題があります。新リサイクルセンターとリサイクルプラザの設置が望まれるところであります。設置計画の見通しについてご所見を伺います。
 要旨2.資源リサイクルについて。
 (1)月2回の資源ゴミ収集システムのモデル事業への取り組みについて伺います。
 資源ゴミ収集は月2回にすることにより、リサイクル品目の拡大、集合住宅の占有面積不足の解消、リサイクル量の拡大、市民協力の獲得等得られ、経済効果はプラスになるものと思われます。モデル地区を決め、モデル事業として取り組まれてはいかがでしょうか。ご所見を伺います。
 (2)ペットボトルの小売店での拠点回収の取り組みの見通しについて伺います。
 本年6月より大阪市では事業者回収システムのモデル事業を店頭回収ルートとしてスタート、事務局は市当局で行っています。本市としましても早急に販売者責任としての店頭拠点回収に取り組めるよう、市当局として協力してはどうでしょうか。また、リサイクル資源回収ボックス等を作製して、市より貸与してはいかがでしょうか。ご所見を伺います。
 (3)ペットボトルの大型粗大ゴミより資源ゴミ収集への変更の見通しについて伺います。
 ペットボトルは現在大型粗大ゴミとして収集しています。公共施設へのペットボトルの拠点回収は、資源ゴミとして収集しています。市民に資源ゴミのリサイクルの理解を得るためには早期に整合させる必要があると思われます。ご所見を伺います。
 件名3.潤いのあるまちづくりについて。
 最後の質問はホタルの光で締めくくります。
 ホタルは、水の美しいところにしか暮らせません。水の美しいところとは、そこに住む人の心も美しいところだと思います。自然と人間の両方の豊かさと清らかさが溶け合ったところにホタルが飛ぶかもしれません。その意味ではホタルは平和のシンボルです。
 要旨1.ホタルの飛び交うまちづくりについて。
 (1)全国ホタルサミットへの参加について伺います。
 ホタルサミットへの参加により各地での取り組み、情報収集、生の意見交換等により、ホタルの多いまちづくりにつながるものと思われます。ご所見を伺います。
 (2)コミュニティープラント(下水道処理場)でのホタルの人工飼育について伺います。
 ホタルの一生について、自然環境を人工でつくり出し、処理水を自然水に還元することを市民の方々にご理解いただき、下水道整備の必要性をアピールするためのものであります。市のソフト事業として取り組まれてはいかがでしょうか。ご所見を伺います。
 (3)ホタル等の生息可能な生態系を変えない河川・
水路の改良工法の取り組みについて伺います。
 平成7年6月議会でも質問いたしました。その後、環境基本法も制定され、より一層環境に工夫した改良工法も研究されているものと思われます。その後の取り組みについてご所見を伺います。
 以上3件につき誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。

◎保健福祉部長(大宅好君)
 件名1.保健福祉施策について、まず要旨1.福祉公社設立の見通しについてお答え申し上げます。
 平成11年度を目標年次とする本市老人保健福祉計画かわちながの長寿ふれ愛プランは、今後、確実に進行する高齢社会において高齢者が誇りを持って生涯を送っていくことのできるように必要なサービスが受けられる体制を整備するために計画したものでございます。その達成に向けて今日精力的に取り組んでいるところでございます。
 ご提言の福祉公社でありますが、平成元年12月、高齢者保健福祉推進10カ年戦略、いわゆるゴールドプランが打ち出され、あわせて在宅福祉事業の実施主体として福祉公社等の議論もなされたところでございます。これからの高齢者社会に向けまして、老人や障害者の方々の多様なニーズに公平かつ柔軟に対応でき、市からの受託事業で公社の自主事業を、必要に応じ、いつでも、どこでも、だれにでも提供していくための地域福祉の最前線基地として、ご指摘のとおり近年大都市を主軸といたしまして徐々にその根を張りつつあるところでございます。
 本市におきましては、福祉公社は、高齢者福祉サービスにおきまして特に重要であります在宅福祉推進という意味からいたしましても注目すべきことであろうかと思います。将来の社会福祉資源等の構築も十分見据えながら、課題としてさらに検討を進め、高齢者、障害者の方々が家庭や地域でより安心して暮らしていけるように福祉施策の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 次に要旨2.緊急通報システムの24時間福祉型への更新について、(1)この1年間の緊急通報システムの実態について、(2)安全センター方式の導入について、お答え申し上げます。
 当市の緊急通報システムは、NTTのシルバーホンあんしんSという商品をおおむね65歳以上のひとり暮らし老人等に一定の所得制限のもと給付しているところでございます。
 このシステムは、緊急時にボタンを押すだけで近所の第1協力員に通報され、留守であれば第2協力員に転送され、これがキャッチしなければ、最終、消防署につながるようになっておるわけでございます。
平成8年度中には49台を給付し、平成8年度末には総設置台数が167台となっております。うち、対象者の方がボタンを押されて消防署が出動した件数は、平成8度には2件でございました。最近、先ほどもご提案のございましたこのシステムの第1通報先を一手に引き受ける看護婦や相談員を設置した民間のこれらの事業所等の設立が見られております。ご質問の安全センター等もその一つでございます。対象者の方のボタンを押すことの心理的抵抗をなくし、機器を設置した後の運用、アフターケアが重要というわけでございます。本市におきましても、いわゆる独居老人の日常生活上の安全性を確立するための事柄でありますので、将来のいわゆる高齢者施策推進の構築のあり方の一つといたしまして研究課題と考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
 次に要旨3の、高齢者住宅改造助成の所得額の引き上げ見通し及び高齢者住宅の改造融資制度の導入について、お答え申し上げます。
 我が国は、既に人生80年時代を迎えたわけでありますが、高齢期に入りますと、一般的にはだれもが体力が衰え、特に骨ももろくなるため骨折しやすくなると言われております。また、場合によりましては病気のために体が不自由になり、介助が必要になることもございます。このような状況を考えますと、高齢者の皆さんが希望するように、住みなれた家でいつまでも安心して、できるだけ自立して楽しく生活を続けていくためには、室内に段差等のない安全面に配慮された利便性の高い快適な住まいの空間の確保が不可欠となるわけでございます。しかしながら、現在の大部分の住宅はこのような点に十分配慮されたものとは言いがたく、段差解消やドアのつけかえ等の改造が必要となってくるわけでございます。このような状況を踏まえまして、本市におきましても平成6年度に住宅改造助成事業を創設し、住宅改造の促進に努めてきたところでございます。
 ご質問にございました対象世帯の所得制限額につきましては、現在大阪府の基準に準じているところでございますが、住宅改造事業に係る今後の見通しにつきましては、国会に提案されました介護保険法案の中でも居宅介護住宅改造費の支給が保険給付の対象とされるという議論もございますので、その動向をも特に注目していきたいと考えております。
 また、融資制度につきましては、従前より大阪府の高齢者住宅整備資金貸付制度をご利用いただいているところでございます。これは、高齢者のための住宅改造や増築などをするときに、220万余りを上限として貸し付けを受けることのできる制度でございますが、今年度より貸付利率の引き下げを図り、対象工事の拡大が図られましたので、より一層の活用を促進してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

◎環境下水道部長(藤進君)
 引き続きまして、増田議員のご質問にお答え申し上げます。
 件名2.資源リサイクル施策についての要旨1についてお答え申し上げます。
 ご承知のとおり、リサイクルセンターは日量5トン未満の資源選別所等の施設でございまして、リサイクルプラザは日量5トン以上の資源選別所等の施設をはじめ、市民に広く楽しく利用していただけるリサイクル工房や再生品の展示コーナーなどのソフト面もあわせ持った施設でございます。当市の資源選別作業所は、日量処理能力10トンを有しておりまして、瓶類や缶類、新聞、雑誌、ダンボールをそれぞれに分別いたしましてリサイクルに努めているところでございます。しかし、最近の人口増加をはじめ市民のリサイクルに対する意識の高揚に伴いまして年々資源化量が増加しているのが現状でございます。さらに本年4月1日からの容器包装リサイクル法の施行によりまして資源ゴミ対象品目の増加や回収量の増加が見込まれる中で、現在稼働しております資源選別作業所における処理能力には限界があり、将来的にはご指摘のとおりこれにかわる新しいリサイクルの拠点となる施設の整備が必要であることは十分認識しているところでございます。今後、当該施設の整備に当たりましては、現在の資源選別作業所の稼働状況を考慮した上で、建設時期、施設のあり方、施設規模、建設場所を含む立地条件等について調査研究を進めてまいりまして、本市独自のリサイクルの拠点となる施設のあり方について検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 次に要旨2.資源リサイクルについての(1)と(3)が相関連いたしますので、あわせてお答え申し上げます。
 ご承知のとおり、現在、資源ゴミにつきましては、缶類、瓶類、小型金属類、古紙類、古布類を対象として月1回収集を行っているところでございます。現行の資源ゴミ収集につきましては、モデル地区選定による市民ニーズの把握を十分に行うとともに、収集体系をはじめ処理システム等を勘案いたしまして、収集回数を月1回と定め、今日に至っておるものでございます。しかし、本年4月1日から本格施行の容器包装リサイクル法に先駆けまして、昨年10月からペットボトルも拠点回収で資源化に努めているところでございます。今後もさらに回収対象品目の増加とともに市民のゴミ問題に対する意識の高まりなどによりまして回収量の増加も見込まれますので、将来的なリサイクル拠点施設の整備とあわせましてペットボトルの資源ゴミとしての収集をも視野に入れた資源ゴミの収集対象品目並びに収集回数を含めた回収システムの見直しを検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
 続きまして(2)の、ペットボトルの小売店での拠点回収の見通しにつきましてお答え申し上げます。
 これまで市内の大型スーパー等におきましては、牛乳パックを平成2年7月から、また発泡スチロールトレーを平成5年12月からそれぞれ自主ルートで回収していただいておりましたが、ペットボトルにつきましても、市民の利便性や一層のリサイクルの推進を図るため市内の量販店に協力を要請しておりまして、その結果、本年4月からコープ加賀田店とコープ清見台店の2点舗におきましてペットボトルの自主ルートでの回収を実施していただいております。今後も引き続き他の大型スーパーにおきましても早期にペットボトルの自主ルートにおける回収に取り組まれるよう働きかけてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
 続きまして件名3.潤いのあるまちづくりについて、要旨1.ホタルの飛び交うまちづくりについて、その(1)全国ホタルサミットへの参加についてでございます。
 ご質問の全国ホタルサミットへの参加についてでございますが、ホタルサミットは、平成元年に日本一のホタルの里を目指す8町の代表が集まって始まり、本年で8回目を迎え、本年は山梨県の下部町において開催されまして、全国から12町村の町村長が参加されております。このホタルサミットの目的は、自然を見直し、その保護に努めるとともに、ホタルを通じて生活環境整備や、観光、経済、文化交流等を促進し、活力ある豊かなふるさとづくりを促進すると伺っております。全国には、本市以上にホタルが乱舞する市町村が数多くございます。それらの市町村の努力から学ぶべきことも多々あることと考えますので、機会あるごとに、ホタルの情報に限らず、自然環境を保全し、よりよい環境をつくるための情報や意見交換を行っていく考えに立っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして要旨1の(2)コミュニティープラントでのホタルの人工飼育についてでございます。
 人間だけではなく、動植物や生態系を構成する川や谷などの自然も法的に保護される権利があるとする自然の権利の概念が広がりつつある今日、環境問題は人類のみならず、あらゆる種、あらゆる生き物も視野に入れて考えなければなりません。年々姿を消しつつあるホタルと水と緑の環境を次の世代に残そうとするホタルサミットの開催も地域的な広がりをもって行われるようになってきておりますが、夏の風物詩の一つとも言えるホタルの飛び交う姿が本市におきましても限られた地域でしか見られなくなってきております。
 ところで、ホタルの成育には次のような環境が必要と言われております。1つには水がきれいなこと、具体的にはBOD1ppm以下、COD3ppm以下、DO9ppm以上、全窒素3ppm以下、全燐0.2ppm以下、2つ目には川の流れが緩やかなこと、毎秒5から10センチ、3つ目にはえさになるカワニナが住んでいること、4つ目には水質の弱アルカリ性で、最後には水温が適温であることでございます。
 そこで、ご質問の処理場でのホタルの人工飼育でございますけれども、市の方の処理場で第3次処理までしております水質状況から見ますと、平均値でBOD4ppm、COD8ppm、全窒素12ppm、全燐が1.4ppm、PH7.0でございまして、良好な水質となっておりますが、さきにご説明いたしましたホタルの成育環境から見ますと、美加の台の第3次処理水をもってしてもさらなる高度処理が必要になります。その他に緩やかな川のせせらぎも設ける必要があり、また夏季の水温調整に必要な冷却設備も必要となります。加えて、何よりも、えさであるカワニナの確保が切実な問題となり、えさを本市以外で求めることとなれば、その地域の自然環境を変えていってしまうことにもつながりかねません。夜空に飛び交うホタルの姿は人々の心を和ますであろうことは容易に推測されるところでございますが、本市におきましては、少なくなったとはいえ、まだ自然のホタルを観察できるところが残されております。ホタルの成育に必要な設備投資、専従の人的要員、維持管理等を考えますとき、またあわせて当市の下水道普及率や今後を展望いたしますと、ホタルの人工飼育は今後の課題といたしまして、当面は下水道整備並びにコミプラの水質維持に全力を傾注するのが当市の課題であると考えておる次第でございますので、何とぞご理解のほどお願い申し上げます。
 件名3の要旨1でございますけれども、ホタルの飛び交うまちづくりについて、これの(3)です。
 当市の河川・水路は、地形特性から見て急勾配な掘り込み河道で、常時水量は少なく、一時的な大雨時には急流となって、短時間に河川水路に流れ込んでおります。そのため、改良工事につきましては、大雨による崩壊のおそれのある箇所から重点的に整備を進めておりますが、多くはコンクリート造やブロック積み等による治水目的の護岸形成の状況であり、住民の安全は確保される反面、ホタル等の生態系の変化が見られるのも否めないところであります。
 そこで、近年、河川事業等についても、環境に配慮した、いろいろな多自然型川づくりが提案されており、本市においても河道、河川幅、周辺の状況等の条件を考慮しまして、可能な箇所を調査するとともに、特に上流部である山間部の天然護岸については、できる限り植物や自然石を利用した護岸を採用するなど、河川が本来有している生物の良好な成育環境に配慮し、あわせて自然景観につり合うような治水対策の取り組みを考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
 以上でございます。

◆2番(増田正博君)
 どうもご答弁ありがとうございました。
 時間もありませんので、ホタルの一生ということで、産卵から、ふ化、幼虫、さなぎ、羽化、交尾、これを1年間で繰り返しているんですけど、その中で、水中に9カ月暮らしているというように、非常に信じられないようなことなんですけど、台風が来ておりますけど、きょうは見られると思いますので、ホタルを見に行ってもらいたいというように思います。
 以上です。





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