|
|
|
|
ご指名をいただきましたので、通告順にご質問いたします。
これからの世界は、知識基盤社会。新しい知識、情報、技術が社会の基盤として飛躍的に重要性を増す社会になっていくというわけですが、とにかく科学技術の重要性は一層強まるでしょう。というのも、化石燃料に依存した文明をこのまま維持することは不可能ですから。それにかわり得る新エネルギーを見つけなければならず、そのためには非常に大きな知的飛躍が必要だからです。そして、その知的飛躍をなし遂げる力を備えているのが、アジアでは何よりもまず日本人だと思います。例えば、ノーベル物理学賞、化学賞の受賞者を見ると、日本は二けたですが、中国や韓国はゼロです。それは、中韓両国が劣っているということではなく、知的基盤というものが強固になるまでには長い年月が必要だということです。東京大学や京都大学ができてから110年以上がたっているわけで、それだけの時間がないと知的基盤はなかなか充実しないんです。だからこそ、今後の日本にとって重要なのは、既にあるその知的基盤をさらに強化するための重点投資ですよ。文明史から見た日本の未来として、劇作家の山崎正和氏は言われています。
それでは、質問に入ります。
件名1.市民の命を守る行政の推進について。
要旨1について。2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡する。日本の死亡原因で最も多いがん対策のため、がん対策基本法第4条で、河内長野市の責務として、自主的かつ主体的にその地域の特性に応じた施策を策定し及び実施する責務を有するとあります。法施行から既に6年経過していますが、がん検診受診率50%の早期達成の取り組みをお聞きいたします。
また、ピロリ菌感染者の多い日本人は世界的に見ても胃がん患者が多いようです。ピロリ菌除菌は唯一保険適用になっています。1994年、世界保健機構(WHO)は、免疫的調査からピロリ菌を確実な発がん物質と認定しました。除菌により発生率が3分の1に抑制され、ピロリ菌除菌が胃がん予防に効果があると証明されています。市民の命を守るため、ピロリ菌除菌の普及啓発の推進強化の取り組みについてご所見をお伺いいたします。
要旨2について。昼間の救急医療の充実について。瀕死の重傷を負った交通事故患者の病院搬送に2時間もかかったケースがあるとお聞きします。このようなことでは安心して市民生活を送れません。そのときの状況と改善策についてご所見をお伺いいたします。
件名2.市内産業活性化の取り組みについて。
要旨1について。グリーンツーリズムの推進状況について、特に森林セラピーの取り組みについてご所見をお伺いいたします。
要旨2について。市民のSNSソーシャル・ネットワーキング・サービスの普及に河内長野市ICT寺子屋の取り組み及びフェイスブック活用によるF&B良品河内長野の早期実施による特産品販売の一元化、販売促進強化の取り組みについてご所見をお伺いいたします。
件名3.南花台西小学校の平成25年4月から南花台小学校への統合問題について。
要旨1について。市内小学校の通学路緊急総点検を踏まえた今回の具体的安全対策の取り組みについてお伺いいたします。また、南花台小学校4月開校時までの校門周辺の安全環境整備について及び通学路緊急総点検で未実施の南花台西小学校区域から南花台小学校への開学時までの通学路再点検による安全確保の取り組みについてご所見をお伺いいたします。
要旨2について。南花台西小学校の平成25年の南花台小学校への移転後の施設活用について、具体的活用方針及び地元住民への説明不足による住民不安解消の取り組みについて、あわせてご所見をお伺いいたします。
以上、3件6項目の質問をいたします。答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
○議長(岸本秀俊)
健康増進部長。
◎健康増進部長(田中健一)
件名1.要旨1についてお答え申し上げます。
市のがん検診は、がんを早期発見し、早期治療につなぎ、死亡率を低下させることを目的に、健康増進事業として実施しております。
がん検診受診率向上のため、広報紙、市ホームページへの掲載を初め、がん講演会で申し込み受付コーナーを設けるなど、各種の事業開催時や保健師の地区訪問活動、健康づくり推進員の活動などを通じて積極的な受診勧奨に努めております。
さらに、平成21年度からは5歳刻みの節目の方に乳がん、子宮頸がん検診の無料クーポン券を、さらに平成23年度からは40歳から60歳の5歳刻みの節目の市民に大腸がん検診無料クーポン券の配付を行い、受診率向上を図ってまいりました。
また、個別通知が効果があるとされていることから、本年よりクーポン券の対象とならない43歳、48歳、53歳、58歳の約6,000人に対して、がん検診の受診勧奨について個別通知を行い、さらなる受診率の向上を目指しておりますが、この結果次第では、これらに加え、より効果を上げる手法について、先進地事例を含めさらに研究してまいりたいと考えているところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
次に、ご質問にありますピロリ菌検査につきましては、国において調査研究が行われておりますが、現時点では胃がん死亡率の減少効果を判断するには十分な知見が得られていない状況です。本市では、国のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針に沿って胃がん検診を実施することとしていることから、現時点ではピロリ菌検査の導入は考えておりませんが、今後の医学的知見の方向を注視してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
続きまして、要旨2についてお答え申し上げます。
救急医療体制の構築につきましては、大阪府におきまして医療法に基づいて大阪府保健医療計画が策定され、南河内地域を二次医療圏とし、緊急患者の症状の程度に応じて、初期、二次、三次とそれぞれ段階に分け、限りある医療資源を有効に活用するため、患者の症状に合った病院へスムーズに搬送するよう広域での整備が図られているところでございます。
しかしながら、消防に連絡が入ってから病院搬送までに長時間を要するケースは、昼間の時間帯でありましても病院に受け入れ要請を行った際、手術中や重症患者対応中などの事情が重なった場合や、特殊な疾患である場合などの理由により、医療機関の決定に相当の時間を必要とすることがあるものです。
このような事例も踏まえまして、可能な限り改善につなげてまいりたいと考えますことから、今後とも大阪府や富田林保健所などの関係機関との連携強化に努めるとともに、南河内圏域による救急医療体制の取り組みに当たって、本市消防本部とも連携をさらに密にし、搬送までに長時間を要したなどの改善が求められる情報については、大阪府全体の保健医療計画を審議する大阪府医療対策審議会の一組織である南河内保健医療協議会などの場に適切に届けてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
以上です。
○議長(岸本秀俊)
産業振興部長。
◎産業振興部長(内見宏昭)
続きまして、件名2.要旨1についてお答え申し上げます。
大都市近郊に位置する自然豊かな本市において、グリーンツーリズムを推進することは重要であると考えております。そのような中、山村地域にある豊かな森林を生かしたグリーンツーリズムとして、近年は森林セラピーに見られる新しいツーリズムへの期待も高まっております。
森林セラピーを推進するための森林セラピー基地設置には、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティにより認定を受ける必要があり、認定を受けるには、リラックス効果が森林医学の面から専門家によって検証され、さらに関連施設等の自然、社会条件が一定の水準で整備されていることが必要とされています。
また、認定を受けた森林セラピー基地では、健康増進やリラックス効果を目的としたプログラムの提供が行われており、セラピストやセラピーガイド等の専門スタッフの人材育成が必要不可欠であると聞き及んでおります。
今後、森林セラピー基地認定制度については、行政目的や事業推進主体の明確化、現行の施策計画とのすり合わせなど費用対効果も含めてその導入の可能性を関係する庁内各課による検討会議にて議論してまいりたいと考えております。よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。
次に、要旨2についてお答え申し上げます。
昨今、スマートフォンの普及など新たなインターネットを利用したビジネスモデルが広がっております。このような状況のもと、ICT講習を実施することは、市民の情報格差を解消し、情報受発信力を高める上で重要なことであると認識しております。
今後、行政情報の伝達手段や行政への参画、市民のニーズ、インターネットやフェイスブックの高機能化の状況などを見ながら、市民への学習支援策の研究検討を庁内においても提案してまいりたいと考えております。
また、ご質問の特産品の販売強化につきましては、近里賛品かわちながのとして認定し、プロモーションを展開しております。さらに商工会では、香和地ながの逸品としてインターネットショップでの特産品の販売チャンネルの開発に取り組んでおられます。
このような中で、商工会においては、本年度から地域産業活性化室を設置され、現在も定期的に本市産業振興部との情報交換会や施策構築の議論を進めております。ここでの販売の一元化、販売強化の取り組みの議論を進める中で、インターネットを利用した特産品の販売強化やF&Bをテーマとして研究協議を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。
○議長(岸本秀俊)
教育推進部長。
◎教育推進部長(中尾雅行)
件名3.要旨1についてお答えいたします。
この夏において実施しました通学路緊急合同点検の結果、対策を要するものとした60カ所の安全確保対策については、道路標示や防護さくなどの道路施設の充実、一たん停止や信号の時間変更などの交通規制などによる対策を、各関係機関において既に対応の終わっているところもございますが、おおむね来年度には対策を完了するよう鋭意努力いただいているところでございます。教育委員会としましても、関係機関との連携をとりながら、今後とも通学路の安全確保に引き続き努めてまいりたいと考えております。
また、ご質問の南花台小学校の4月開校時までの校門周辺の安全環境整備につきましては、まず児童の登下校を現在の正門から通用門に原則として変更し、通用門を児童が安全に通行できるように整備を行うとともに、また校外においても夏の通学路緊急合同点検を受けた対策として、警察により横断歩道にある信号時間を長くする調整を、また市の道路管理者では横断歩道以外の部分に横断防止さくを設けるとともに、植栽帯部分に児童が安全に信号待ちをできるスペースを確保する工事を予定するなどの取り組みを進めているところでございます。
また、現在の南花台西小学校区域からの通学路や児童通学時における安全対策については、南花台地区小学校統合準備協議会や学校運営協議会の場などにおいて、保護者や地域の方のご意見をいただくとともに、ご協力を得ながら進めているところでございますので、よろしくご理解いただきますようお願いします。
○議長(岸本秀俊)
市長公室長。
◎市長公室長(中谷眞久)
最後に、件名3.要旨2につきましてお答え申し上げます。
南花台西小学校閉校後の施設につきましては、市民全体の財産であるとともに、地域の貴重な資源であることから、全市的なまちづくりの観点にあわせ、地域活性化の観点からも有効利用を図ることが重要であり、基本的にはコミュニティや生涯学習を中心とした活用を検討していきたいと考えております。
つきましては、南花台地区の自治会や各種団体の代表者の方々で構成する意見交換会を開催し、各団体がアンケートや会議において広く集めていただいた地域住民のご意見を踏まえながら、地区の皆様と一緒に具体的な跡地活用について検討を進めているところでございます。
今後も継続的に会議を開催し、施設の概要や管理運営のあり方などについて検討するとともに、来年度には具体的な活用方針について広く市民の皆様のご意見を伺う機会も設けながら、跡地活用の内容を取りまとめてまいりたいと考えております。
平成26年度には、活用案に基づき設計、改修工事を行い、平成27年度春には新しい施設の活用が図られるよう進めてまいりたいと考えております。
なお、地元住民への説明不足とのご指摘につきましては、現在、地区の代表者の方々とともに活用案の検討を行っているところでございますので、今後、活用案について一定の方向性が明らかになった段階で、速やかに地域の皆様方にお示しをし、ご意見を伺ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
丁重なるご答弁ありがとうございます。こちらのほうから再質問、要望をさせていただきます。
件名1.要旨1につきまして、現状、上がってきてないのは、原因は何があるかということをちょっとお尋ねしたいと思います。要は受診率上がらない原因。
○議長(岸本秀俊)
健康増進部長。
◎健康増進部長(田中健一)
お答えいたします。
いろいろな事情が多分あるんだろうと思いますが、過去にもご指摘いただいて、一時有料化になって少し数字が下がって、そういうことも原因の1つであったということは否定できない部分もあると思いますが、基本的には全国的に見ましても大阪府というのが全体的に受診率が低いという傾向がございまして、胃がんでしたか、最下位というような状態でもあります。全般的にはこの地域の方が健康に対する意識がやはり少しは低いのかな、自分の健康を守るその必要性がやはり他の地域に比べると少し低いということもあって、河内長野市も同じ状況にある。それは我々がもう少しそこらあたりをきっちりと周知をしていく必要があるんだと思うんですけど、基本的には少しそういう意識の欠如が結びついているのかなというふうには思っております。
以上です。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
今、大阪府がレベルが低いということですけど、その中で上がれば、沼地に咲くハスと一緒ですわ。目立ちますから、しっかり頑張ってください。
先進地のほうの視察という、ベンチマーキング方式で一番いいところに最短で行けるような手法で、例えば山形県なんか非常に高い数値上がってますので、しっかり調査していいものにしていただきたいということ、これ強く要望します。
あと、ピロリ菌の関係ですけど、先ほど私質問で言いましたけど、1994年に世界保健機構(WHO)の免疫的調査のもとで発がん物質と認定されてるわけですよね。そのことと先ほどのこととちょっと、要は世界のことと日本のこととの食い違いがあるんですけど、そのことをどう考えてるかお願いします。
○議長(岸本秀俊)
健康増進部長。
◎健康増進部長(田中健一)
今議員おっしゃいましたように、世界保健機構のほうで1994年に発がん性物質と認定されてるということは事実でございまして、ところが私が答弁でも申し上げましたように、今国のほうでの方針、指針というのは、まだピロリ菌を、胃がん検診の科学的根拠が明確ではないというようなことで、ただし、国のほうが言ってますのも、ピロリ菌の検査が全く胃がんの発見に効果がないという言い方ではなくて、個々人が予防的な検診として受ける、例えば人間ドック等でオプションでそういうものを受ける。それによる発見につながる効果というのは否定はしておりません。国のほうが言ってますのは、予防的検診ということで、各自治体がそれを広く公費を使って市民全体にそれを実施した場合に死亡率の減少につながる検査、それをとりあえず各自治体で実施を推奨すると。そんな形が国の指針でございまして、まだそこに乗ってきていないという現状がございますので、どうしてもこういう分野は非常に医学的な専門性の高い分野ですので、市のほうで単独でそのあたりを判断して実施に踏み切るということは少し我々には無理がありますので、現時点では国が推奨する指針に基づいて対応せざるを得ないということで現状のところではしておりません。
世界と日本の食い違いというのはちょっと私も難しいんですけど、国が指針を出すときにがんの検討会というのを、これは各分野の専門家を集めて開いて、そこで方向転換なんかも含めて検討してるようですが、その場でもそういう情報は恐らく当然テーブルの上にあって検討なされた上での判断。ちょっと長くなって申しわけないんですけど、例えばピロリ菌のある方の90%以上ががんになるということも事実なんですけれども、ピロリ菌を持ったままがんにならないという人もやっぱり90%以上の高率を示すというようなことがあって、これはよくがんのマーカー、血液検査でがんマーカーがありますけど、それでも同じことで、がんだけに反応しないというようなことは、なかなか予防的な検診にはその項目が取り入れにくいというようなことがあって、ほかにも幾つかありますけど、そういうことが推奨されてないということの理由の1つかなと思っております。
以上です。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
世界基準と日本基準の違いだと思いますからね。その辺、世界で決まってるやつを日本が否定するというのは何となく納得できないですね。その辺ちょっとまた勉強してほしいと思います。
保険にも適用されてるということでね。それはある面では認めてるということにつながるんじゃないかなというふうに思いますのでね。市民の負担になるかもわかりませんけど、これをやったら効果がありますよというぐらいの宣伝で、市がお金出さなくても皆さんはやることに意義がありますよと。この辺のことぐらいはできるんじゃないかなと思いますので、PRをやってほしいというふうに思います。
要旨2に関しましては、上部団体のほうにも持っていって、そういうことのないような方向での努力していただけるという今お話を聞きましたけど、PL病院のほうで後送ベッドというのがあると思うんですよね。その後送ベッド、2つあったと思うんですけど、小児の夜間救急で持ってたと思いますけど、本当に行けないときはとりあえず応急処置が後送ベッドのところでできるようにしていただければ助かるんじゃないかなと思うんですけど、その辺の考え方をお聞きします。
○議長(岸本秀俊)
消防長。
◎消防長(田中博)
消防の立場から再質問にお答えいたします。
議員ご承知のように、現在の救急は南河内圏域救急医療体制のもとで救急業務を行っております。そのような中で、後送ベッドの件でございますが、これに関しては救急とは直接関係のない、関係ないといったら語弊ですけれども、直接には救急とは別のベッドでございます。そのような中で、すべての救急車に対応できる医師ですね、これを1カ所に常時スタンバイさせておくというようなことなどは非常に困難であるということで理解しております。よりまして、南河内圏域救急医療体制のもとで迅速な搬送業務に努めていきたいと思っております。ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
せっかくあるそういうものですからね。付加価値の多い市町村にするためにそういう努力ができないかということなんですけど、またいろいろ研究してほしいと思います。
その中で、救急の一次、二次、三次とあると思うんですけどね。各病院とのコンタクト。行政と向こうのトップとのトップセールス、これはやってるんですか。それをお聞きします。
○議長(岸本秀俊)
健康増進部長。
◎健康増進部長(田中健一)
ちょっと難しいご質問なんですけど、今も消防のほうからありましたように、南河内圏域ということで9自治体で医療体制を組んで、その前に大阪府が全体の計画をつくって府内を圏域に分けてしていただいてますので、こちら、河内長野から一番端は松原市のほうまでございます。その中に救急病院に対応可能な診療科目でありますとか設備であるとかそういったノウハウを備えた病院が救急告示病院として登録されて日々当たっていただいてるわけですので、各自治体の長なりトップレベルのほうで病院と個々にお願いをするとか、そういう形で成り立ってるものではないということも一度ご理解をいただいた上で、ただ圏域の中にある病院と日ごろの救急医療体制の中でお願いをし、これからもっとますますご活躍いただきたいというようなことで、パイプを持つということ自身は悪いことではないと思いますし、多分これまでそれほどなかったと思いますから、そういうことを今ご提言いただいて検討してみたいと思います。
以上です。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
それでは、件名2.要旨1のほうに移ります。森林セラピーということのセラピーの検討会議でセラピーの基地の認定のほうに向けた検討していくということでしっかり頑張ってもらいたいと思います。先ほどもちょっと情報提供したんですけど、日経トレンディの12月号で、日本流のロングトレイルという、これが2013年度にはすごい日本でもはやっていくということを言ってますので、そういう新しい情報もしっかり把握していただいて、活性化につなげるような取り組みを進めてもらいたいと思います。これは要望しときます。
要旨2についてですけど、SNSの河内長野版のICT寺子屋ということなんですけど、これ武雄市のICT寺子屋、900人以上が受講されてまして、1年余りなんですけど、平均年齢が65歳と。それで順番待ちの状態になってるということです。フェイスブックのページを見たいとか、意見を言いたいとか、こういうような状況になってるみたいです。そういう関心があればどんどんそういうふうに進んでいきますので、そういう形でしっかり頑張ってもらいたいというふうに思います。
F&B良品河内長野ということなんですけど、これが、小さくて見えないと思うんですけど、これが武雄市のホームページにあった分ですけど、既に武雄市を含めて7自治体が始めてます。しかも人口5万人ぐらいのところがどんどんやってます。昨年の4月11日に武雄市に行きまして情報提供をもらって市の当局のほうに私伝えておりますけど、そのことで調査に行かれたんでしょうか。
○議長(岸本秀俊)
産業振興部長。
◎産業振興部長(内見宏昭)
申しわけございません、現場への調査は行っておりませんが、ただホームページ等で取り寄せできますので、担当としましてはその都度いろんな新たな情報もいただいてるつもりでございます。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
向こうの樋渡啓祐市長は河内長野市に職員を派遣すると言ってるんですよ。その職員にもう帰ってこなくてもいいよと、入れかえようと、そのくらいの気合で言ってくれてるのに、全然熱意が感じられません。武雄市の場合は3分の1ぐらいがよその市の職員がおるらしいですね。それで市の活性化を図ってるということなんですけど、そういう意味で、今年度中にこの分が20カ所になるらしいんですよ。去年の11月に始まったことなんですよ。それを皆大変なところはしっかり頑張ってるのに、うちとしたら本当に遅いんじゃないかと思いますわ。ちょっとその辺の決意をお願いします。
○議長(岸本秀俊)
産業振興部長。
◎産業振興部長(内見宏昭)
今回武雄市の例をいただいておるんですが、ただ、ご質問でいただいております販売の一元化、それから販売強化につきましては、これはもちろん先ほど申し上げましたように市も、それから商工会も含めて、また観光協会含めてやっております。多分ご提案いただいてるのはその1つの手段ということでご提案いただいてますので、当然その中でも乗っけていきたいと。それと、やはり行政が主導でやるのもあるんですが、やはりそういった商工業者もかかわっていただきたいので、順番踏んで議論させていただきたいということでお答えさせていただきたいと思います。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
要は最適で最善のものが何か別にあるんですか。それ言ってください。あるんだったら。
○議長(岸本秀俊)
産業振興部長。
◎産業振興部長(内見宏昭)
1つはこういったインターネットを利用した手段ということと、それと農の拠点というのが現実目に見える形での販売強化と販売の一元化ということも考えておりますので、少し並行して、市民向けにはまず農の拠点の部分で今商工会とも議論して販売強化、それから一元化を進めております。
以上です。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
実際のところ、販売ツールは今できてるわけでしょう。今言ったF&B良品というのは費用がかからないんですよ。ほかの分は全部費用がかかるんです。そういう意味で、最適化するのには高品質で低価格ということを求めないでどうするんですか。その辺の考えもう一遍お願いします。
○議長(岸本秀俊)
産業振興部長。
◎産業振興部長(内見宏昭)
やはり販売強化の分お答えさせていただきますと、システムができるのも当然大事なんですが、今現状でいいますとそこへ乗っけていく農産物等の生産の強化もできておりませんので、ちょっと今の段階でここに取りかかるという予定はございませんので。ただ、議論はしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
この武雄市の場合は昨年の11月に2品から始めてるんですよ。それで、3年後には10億円売ると言ってるんですよ。それは何でかといったら市民の利益を上げようと。だから検索も無料ですよと。市民が利益上がれば税収がふえますと。それを期待してやりますということなんですわ。その辺考えてやってもらいたいというふうに思います。
それでは、次に学校のほうですけど、先ほど件名3.要旨1の中で周辺の環境整備ということでおっしゃってましたけど、これいつごろやるんでしょうか。校門のほうですけど。周辺。
○議長(岸本秀俊)
教育推進部長。
◎教育推進部長(中尾雅行)
通用門についてはもう既に現在ほぼ工事終わってきてるぐらいかなと思います。
○議長(岸本秀俊)
都市建設部長。
◎都市建設部長(宮川祐次郎)
周辺の整備につきましては、今年度でまず通行の支障となっておりますナンキンハゼですね、この3本の撤去をしたいということでございます。そして、25年度に残りの4本のナンキンハゼと低木を撤去してハナミズキ等の木に植えかえ、歩道をきれいに舗装するというような計画を考えております。
以上でございます。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
校門の前のところの環境整備は7月ぐらいになるという話聞いてたんですけど、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(岸本秀俊)
都市建設部長。
◎都市建設部長(宮川祐次郎)
その7月の件につきましては、ちょっと時期的な件、確認しておりません。私のほうは。ただし、校門の近いところは今年度中にすべて完成させるというようなことで、南花台のメーン通りにつながる歩道につきましては先ほどご答弁申し上げたとおりでございます。
以上でございます。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
校門周辺は4月までに全部きれいになると。今先ほど言ってもらった分は2回に分けてやっていただけるということですね。きちんと間に合うようにやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
総点検のほうはやっていただけるということでお聞きしてますので、それはしっかりやってください。
あと、跡地活用の分なんですけど、こういう書類がフェイスブックの中に出てるんですよ。この中見ましたら、グラウンドの活用とか子育て支援とか何も入ってないんですけど、その辺の考え方はいかがでしょうか。
○議長(岸本秀俊)
市長公室長。
◎市長公室長(中谷眞久)
現在、跡地活用については地域の方々と検討中なんですけれども、今大きな利用の仕方としまして生涯学習でありますとかコミュニティ、そして体験交流ゾーンでありますとかスポーツをしていただくゾーン、そして福祉医療ゾーン、防災拠点ゾーン、そういったゾーンを施設の中で持ちながら活用していきたいということの議論を今している最中でございます。
以上でございます。
○議長(岸本秀俊)
増田正博議員。
◆15番(増田正博)
この中に書いてるのは、全然もうけること考えてないやないかと。そのもうけることも考えてやれよというような意見が入っております。若い方の意見ですわ。その辺、秋津野ガルテンの方なんかの意見を求めたりとか、そういうことでプロポーザルやったりとかいろいろ付加価値の高い施設になれるように努力していただきたいということを要望しまして質問を終わります。ありがとうございました。
|
|