◆2番(増田正博君)
ご指名をいただきましたので、さきの通告に従い順次質問いたします。
まず先に環境についての哲学者の至言をご紹介いたします。文化・社会環境を構成する科学技術、政治経済、組織・体制等はことごとく自然生態系と共存し、人類を創造的発展に導くためにある、人類がこの地球上に生物進化の頂点として生を受けている存在論的根拠は万物の尊厳性を守る保護者としての役割にあると言われています。その意味で、環境行政に携わる方々の使命の重大性を深く認識するものであります。また、本年11月発売の専門誌「月刊廃棄物」によれば、河内長野市生ごみリサイクルパート として3月号に引き続き、生ごみリサイクル研究家・福渡和子氏のレポートが掲載されました。前号の文中で、近い将来素晴らしい生ごみ収集システムをつくり上げる予感がした、と結ばれました。今回は本年4月実施の生ごみ処理機器購入補助金交付制の創設を中心に12ページにわたり掲載されました。市広報に環境問題等を毎号掲載している等、熱心な取り組みに対し、環境行政として専門家に高く評価されていることにますます心強く思う次第であります。関係者に対し感謝申し上げる次第であります。
前おきが長くなりましたが、本題に入ります。
件名1.環境施設の充実について。
要旨1.資源ごみリサイクルを公共施設で常設拠点回収の実施について。
現在発泡スチロールトレー、牛乳パックは大型小売店等にてお世話になり、常設拠点回収の実施をしているわけでありますが、市役所、公民館、福祉センター等の公共施設でも実施できるようになれば、市民の皆様へのリサイクルのアピールにもなり、また利便性の向上にもなると思われます。私事になりますが、ごみシール制導入が話題になった今年より妻がトレーの資源ごみリサイクルに取り組みました。トレーを水洗いして牛乳パックと一緒に近所のスーパーの常設拠点回収ボックスに持っていきます。これを実施するようになり、45リッターのゴミ袋にあふれるほどいっぱいだった量が今では半分から3分の1に減りました。丸めて捨てていた紙も伸ばして資源ゴミとしてリサイクルしています。現在、公団の集合住宅に4人家族で住んでいますので、生ごみ処理機のボカシあえやコンポスト、簡易焼却器は使用できません。年間生ごみシール110枚で十分足りる計算になります。トレーの資源ゴミ分別収集は集合住宅での生ごみシール制導入に対して大変有効であると思われます。そこで、資源リサイクルのできる発泡スチロールトレー、ペットボトル等の公共施設での常設拠点回収の実施について所見をお伺いいたします。
要旨2.フリーマーケットの定期的開催と情報バンクの設置について。
再生品や不用品リサイクルのフリーマーケットの定期開催については、大阪府下では大阪市や吹田市で大変大きな反響と伺っています。古物等の問題も多少含んでいるようでありますが、リサイクルプラザができ上がるまでの期間、市での各種イベント等も視野に入れ、効果的に年間数度定期的に開催し、再生品、不用品のリサイクル化を研究し、実施してはどうか。
また、情報バンクの設置を図り、再生品、不用品等のリサイクル化の促進を図られてはどうでしょうか。
また、リサイクルプラザ完成の暁には機能をそのまま移行できるシステムになるように検討すべきであると思いますが、ご所見をお伺いいたします。
要旨3.フロンガス回収事業の実施時期を問う、について。
本年3月本会議での私の質問に対し、当時の環境経済部長の答弁では、平成7年度南河内清掃施設組合でフロンガス回収機を2台購入し、当市として組合のフロンガス回収機を使用して適切に処理した後、リサイクルしてまいりますとのお答えがありましたが、実施時期をお伺いいたします。
要旨4.市広報紙、市で使用の封筒の再生紙使用の促進について、非木材による名刺用紙の作成の取り組みと実施時期を問う、について。
河内長野市における再生紙使用の実態は、本年3月の予算委員会での私の質問に答えて、現在70.8%になっているとのことですが、市広報紙と封筒はまだ再生紙に切りかえられていないようであります。特に封筒は中身はほとんど再生紙を使用しているのが現状です。ただ、封筒だけがバージン紙を使用しているわけであります。既に自治省や大阪府、大阪狭山市でも再生紙の使用を実施しています。早急な取り組みの実施に踏み切っていただきたいと思います。また、非木材による名刺用紙の作成についての取り組みと実施については、昨年度12月本会議での私の質問に対する答弁で、今後研究してまいりたいとのお答えでしたが、1年間の研究成果をお伺いいたします。
件名2.教育施設の取り組みについて。
要旨1.南花台公民館の施設改良について。
隣接した遊水池の駐車場としての活用及び現在の敷地の奥か横の敷地への建て増しによる施設改良で施設利用の飽和状態の早急な改善が必要であります。公民館施設に市民が気軽に集えるロビーのようなスペースができないかとの要望も受けています。今後のコミセンができても、現在ある公民館はそのままの状態で維持されるので、その都度ニーズに合わせた改良は必要であると思います。ご所見をお伺いいたします。
要旨2.加賀田小学校通学路について。
府道221号線加賀田小学校よりスーパーやまもと間は道幅が狭く、曲がりくねっているので、通学路として非常に危険です。死亡事故も発生しています。大阪府の府道拡幅計画も全く立っていないのが現状であります。幸いにも現在工事中の加賀田川の尾花橋より車作橋間の河川護岸工事が市施行で行われております。完成は平成9年と伺っております。そこで、完成に合わせて河川管理用道路を通学路、生活路、水辺の公園としての地域の安全な空間として、教育委員会、都市建設部、環境下水道部の三者で調整・整備してはどうか、ご所見をお伺いいたします。
要旨3.市立幼稚園の相談窓口の設置について。
現在、河内長野市の幼児教育は市立1園と私立10園の合計11園で運営されています。全く私学依存型になっています。本年9月28日には市長と市議会あてに私立幼稚園協議会より7項目の要求書が届いております。要望の中身も検討に値することも多く含まれています。中でも私立幼稚園の相談窓口の設置がポイントになろうかと思います。現在は教育委員会総務課の窓口で連絡事項の取り扱い窓口はありますが、明確な相談機能の窓口は有していません。保育園行政の方はといえば、市立、私立ともに児童課にて相談を受け付けています。市立三日市幼稚園だけは学校教育課にて相談を受けています。ただ、私立幼稚園のみ明確な相談窓口のない状態が続いています。幼児教育を私学に依存した河内長野市の特殊性を考慮に入れたならば、口先だけの私学は大切というのではなく、明確な相談窓口の設置により、誠意ある対応こそが必要と思われますが、ご所見をお伺いいたします。
件名3.交通対策の取り組みについて。
要旨1.新バス路線についての取り組みと実施時期を問う、について。
大矢船西町ロジェ長野448団地自治会より自治会長名にて新バス路線運行実現のための請願書がさきの12月11日に市長と市議会あてに提出されました。署名付きの二度目の請願であります。自治会住民の実に97%の方が署名されています。現在西町マンションの住民は中大矢船バス停より急勾配の坂道を朝夕15分以上かけて往復しています。健常者でさえ大変な坂道です。ハンディのあります弱者により一層大変厳しい環境になります。高齢者、障害者、病弱の方、幼児連れの買い物等々であります。平成4年に大矢船自治会名でバス増便要望書が市当局に出されていることはご存じのとおりであります。西町マンションの建設に伴い乗客待ちに備えての要望であります。白紙撤回との運動は自治会名でその整理をしてより行われるのが筋道であろうかと思います。また、大矢船自治会において過去3回にわたり住民アンケート調査が実施され、いずれもその大半が新バス路線開設に賛成の結果になったのであります。さきの9月の本会議では西町ロジェ長野448新住民の足の確保を優先に進めていくとの議会答弁もいただきました。また、バス問題は大矢船自治会だけの問題ではなく、南花台、小塩、三日市の住民共通の利便性向上の問題であります。私事でございますが、先月、南花台線バスで南花台より三日市まで朝7時台に二度乗車いたしましたが、いずれもすし詰めの状態で大変でした。新バス路線開設に向け精力的かつ円滑に早期開設に取り組んでいただきたい。ご所見をお伺いいたします。
要旨2.交通サインに対する取り組みと実施時期を問う、について。
本年3月議会での私の質問に対し、交通対策の基本計画の位置づけとなっております本市の幹線道路であります都市計画道路や補助幹線道路に道路案内等を設置する基準などにつきまして各関係課と十分協議を行いまして前向きに進めてまいります、道路案内表示の設置は交通対策上必要であると考えておりますので、今後設置に向けて努力してまいりたい、とのご答弁をいただきました。現在都市サイン検討委員会として精力的に取り組んでいただいていると存じ上げていますが、今後の取り組みと実施時期についてお伺いいたします。
以上3点につきまして、簡潔明瞭なる答弁をよろしくお願いいたします。
以上です。
◎環境下水道部長(藤進君)
件名1.環境施設の充実について、要旨1.資源ごみリサイクルの拠点回収を公共施設での実施について、についてお答え申し上げます。
発泡スチロールトレーにつきましては、現在、市内の大型店を中心に拠点回収にご協力いただき、リサイクルをしております。また牛乳パックにつきましても、市内の大型店での店頭回収や、かわちながの消費者協会、また牛乳パックを考える会が中心となりまして、毎年第3金曜日に市内8カ所で地域拠点回収を実施しております。また、ノバティながの消費生活センター及び市清掃課では開庁時間中に回収するとともに、市では毎週土曜日にも市役所西側入口に専用ボックスを設けて市民の方々に利用していただいておる状況でございます。
ペットボトルの資源化につきましては、まずペットボトルと塩化ビニールボトルの選別が必要であります。選別後のペットボトルは再度大きく透明ボトル、色付きボトルに選別する必要がございます。現在引き取りメーカーの条件は、キャップの除去、ボトルの水洗い、ラベルの剥離、そしてプレスまたは破砕後一定量になるまで保管し、メーカーへ運搬することになっております。
このようにリサイクルするために多大な作業を要することから、平成7年2月現在、全国的でございますけれども、ペットボトルの回収を行っております自治体が68団体で、このうち近畿より西方面ではわずか4団体しか実施しておりません。
ご提言のこれらの公共施設での拠点回収の実施につきましては、まず引き取りルートの確保されておりますトレー、牛乳パックを対象に今後関係課と調整を行ってまいりたいと考えております。一方、回収保管の容積を必要といたしますペットボトルにつきましては、引き取りメーカーの条件調査や回収後の減容、保管場所確保などの問題もありますので、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の具体的施行内容をも十分に見きわめながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。
続きまして要旨2.フリーマーケットの定期的開催と情報バンクの設置についてお答え申し上げます。
現在フリーマーケットを開催している自治体は、年に一度のリサイクルフェア展開催と同時に催されているケースが一番多く、ご質問の定期的な開催となりますと、主催者が自治体ではなく、各種団体により開催されているのが現状であります。例えば大阪府下では万国博記念公園お祭り広場において月1回から2回のペースでイベント業者が、また大阪南港でもイベント業者がいずれも希望者を募って催されております。当市では今年10月の1日、2日の両日、府民、企業、行政の参加のもとに、ラブリーホールを主会場にリサイクルフェア 95-in 河内長野を催しました際にフリーマーケットのコーナーを設け、イベントを盛り上げたところでございます。しかしながら、市が定期的にフリーマーケットを開催するとなりますと、本来のリサイクルによる不用品の再利用や、譲るといった精神から、フリーマーケットを専門とする業者の介入が相まって、往々にして営利的行為になりかねませんし、古物商法との関係、市内でも既存のリサイクル店との整合性をも十分に図る必要があることから、定期的な催しについては慎重に考えてまいりたいと思います。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
また、情報バンクの設置についてでございますが、各家庭で使われずに眠っている品物を必要とする方々に有効に利用していただくため、「譲ります」「譲ってください」「あげます」という双方の希望を取りまとめて相手方に紹介するシステムと受けとめております。この情報バンクの登録運営方法や登録対象者、取り扱い品物、登録内容、単なる紹介方法でよいかなど、先進市の情報等を得ながら、将来的にはリサイクルプラザの中でも十分活用できるシステムづくりを今後研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
要旨3.フロンガス回収事業の実施時期でございます。
フロンガスの回収につきましては、南河内清掃施設組合で車両型フロンガス回収装置を購入いたしまして、平成7年11月1日から同組合で使用しております。当市では従来から、燃えないゴミ、粗大ゴミの中で廃家電製品などを専用ダンプで収集してまいりまして、一時集積場で保管し、リサイクルしておりますが、環境保全の観点から、現在、回収した廃家電製品の中にフロンガスを使用した冷蔵庫、クーラー等の廃棄物については南河内清掃施設組合のフロンガス回収機を利用いたしましてフロンガスを除去した後リサイクルしております。なお、回収したフロンガスは同組合で一括して保管され、適正に処理されておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
◎総務部長(森博司君)
要旨4の、市広報紙、市で使用封筒等の再生紙使用促進と非木材紙による名刺用紙の作成の取り組みと実施時期を問う、ということでお答え申し上げます。
現在、限りあります資源の有効活用と地球環境の保全を目指し、再生紙等の利用が各方面で検討されております。当市におきましても平成2年度から軽印刷用紙や複写用紙に再生紙を使用することとし、その利用割合は約8割に及んでおります。再生紙には、普通紙と比べて繊維が短く、破れやすかったり、紙の粉が発生しやすい、耐久性に乏しい、印刷がしにくいなどという問題がございます。また、製造に手間がかかるためコストも普通紙の3割から4割、割高となります。封筒や名刺などを含めた市で使用する紙類に再生紙等を使用することにつきましては、このような再生紙等の特性や現下の厳しい財政状況のもとでの負担の増加も考え合わせまして種々検討を重ねてまいりたいと存じますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、市広報紙につきましては、写真印刷などの高度な技術を要するため、再生紙の使用は現在のところ技術的に困難でございますが、普通紙に30%程度までの再生パルプを添加したものであれば可能であるとのことでございますので、今後、財政負担等も考慮いたしまして検討を加えていきたいと考えております。
また、名刺につきましてのご答弁は後ほど企画部長よりご答弁申し上げたいと思います。
以上でございます。
◎教育部長(田中良治君)
件名2.教育施設の取り組みについて、要旨1.南花台公民館の施設改良についてご答弁申し上げます。
市民の皆様一人ひとりが生涯にわたり潤いと生きがいを持って充実した生活を営むことができるよう、生涯学習社会の実現を図ることが重要な課題となっております。こうした中で公民館は、多様な学習機会や集会の場の提供など、市民の方々の学習需要に総合的にこたえ、また地域社会の形成や地域文化の振興にも貢献するための最も身近な生涯学習の拠点としてその役割を担ってまいりました。
現在、公民館は、昭和52年開設の川上公民館を初めとして加賀田、高向、千代田、三日市、天見、天野、そして南花台と8館がございますが、このうち北部地域の核となるのが千代田公民館、南部地域の核となるのが三日市公民館でございまして、他の館よりも規模を大きくしておるわけでございます。南花台公民館につきましては、大規模開発地域内ではありますが、三日市公民館に近いという地理的条件もあり、中規模の建物として開設されたものであります。この南花台公民館の利用実態といたしましては、自主運営のクラブ活動が大変熱心でありまして、これらのグループによる使用が多く、他館に比べまして空き室が少ない状況にあります。また一方で、小学校区別に見てみますと、公民館のない地域もございます。そこで、公民館のない地域に対しまして市民の方々がもっと幅広く利用しやすい公民館的機能を持ったコミュニティー施設を新しく設置すべく検討されているところでございます。
これらの状況を総合的に判断いたしましたところ、まず公民館のない地域への地域核施設の整備が進んだ時点で各館の利用状況を見ながら随時検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
次、件名2.要旨2の加賀田小学校通学路についてお答え申し上げます。
小・中学校の通学路指定につきましては、国道、府道、市道のほか、地域の生活道路の中から学校長が車両の通過交通量をはじめ道路幅員等の道路環境及び条件を考慮しながら、校区内の児童・生徒が安全に通学できる路線を通学路として指定しているところでございます。教育委員会といたしましても学校側と連携を図りながら、通学路の危険箇所の点検と通学路に支障となる雑草や木の定期的な伐採等に努めるとともに、道路管理者、警察署等の関係機関に協力を願いながら、交通安全施設の整備とその他の安全対策措置を講じているところでございます。しかし、当市におきましても外環状線の全面供用開始など通学路を取り巻く道路環境は近年大きく様変わりを呈してまいりましたことから、学校長に対しましても通学路の総点検と道路事情の変化に対応した通学路の変更などの検討を進め、児童・生徒が安全に通学できる通学路の確保に努めているところでございます。
ご質問の加賀田小学校の通学路でございますが、準用河川加賀田川の護岸工事に伴う河川管理用の通路につきましては、工事完了後、両岸に標準3メートル幅で順次整備されるものであります。当該河川管理用通路は、計画時において河川の浚渫等の通常の維持管理を目的としたものであり、フェンス、柵などで通路を遮断し、一般に供用することは考慮されておりませんでしたが、社会情勢の変化とともに河川に対する考え方も多様化し、また隣接地主よりの利用要望もあることから、当初計画による管理用道路の位置づけを若干修正し、整備されるように聞き及んでおります。しかしながら、通学路として利用することは、通学の安全面や防犯面の観点から現状では困難な状況下にあるものと考えております。今後、関係課と安全対策等について協議いたしたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
次に件名2.要旨3.私立幼稚園の相談窓口の設置についてお答えいたします。
基本的には私立幼稚園を設置する学校法人につきましては、私立学校法や私立学校振興助成法などの関係法令に基づき、大阪府知事が認可等の権限を有しているとともに、私立幼稚園の教育条件の維持向上や保護者負担の軽減、経営の健全化を図るため、経常費補助金はじめ各種の助成措置が大阪府において講じられているところでございます。このことから、ご質問の私立幼稚園の窓口は大阪府の生活文化部私学課であり、現に認可や補助金の事務を通じまして私立幼稚園の経営等の把握に携わっておられるところでございます。当市におきましてはご承知のとおり公立幼稚園が1園に対し私立幼稚園が10園と幼児教育の大半を私立幼稚園に依存している状況のもとで、私立幼稚園に対する直接的な補助は大阪府、保護者に対する補助は市町村という役割分担の考えも踏まえ、私立幼稚園在籍園児保護者給付金や幼稚園就園奨励費の交付など保護者負担の軽減につながる措置を講じておるところでございます。当市における私立幼稚園の窓口という意味では、このような保護者に対する助成措置の事務を通じて教育部総務課を窓口として各私立幼稚園との連絡を密にしており、本年10月1日付の機構改革におきましても教育部総務課の事務分掌に私立幼稚園の就園奨励及び連絡事務に関することを加え……(「ちょっと次の質問をやってもらませんか」の声あり)
◎都市建設部長(松尾浅治郎君)
新バス路線についてお答え申し上げます。
ご質問の大阪府住宅供給公社の大矢船西町ロジェ448の住宅建設に係ります新バス路線についての取り組みの現状につきましては、この件につきましてはさきの9月市議会でもお答え申し上げましたように、当初から3期にわたる入居時期に合わせまして順次バス運行ができるように大阪府住宅供給公社、南海電気鉄道株式会社、市との三者で協議を進めてまいったとおりでございます。このバス運行は、大矢船自治会並びにロジェ長野448団地自治会とも非常に関心事の高い問題であり、運行に関しまして多くの住民の方々から要望やご意見もいただいているところでございます。市としましては、住民合意のもとでバスの運行を基本とし、大矢船自治会に対して新バス路線の運行経路について提示させていただき、地元住民の方々の合意形成をお願い申し上げてきたところでございます。いずれにいたしましても、新バス路線の運行は住民の方々の利便性を向上するという立場から………
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